ひとこと

1月のメッセージ

みなさん、1月の就労もありがとうございました。

1月の初旬から、オミクロン株が猛威をふるい、日本中過去最多の陽性者数ということで、連日、メディアで放送されていますね。どの番組をつけても、同じ内容で、テレビをつけているだけで、気がめいってしまいますね。こんな日本のメディア、どうなんだろうって、最近は思います。真実の放送って、どこにあるんだろう。
陽性者数の急増にともない、飲食店(特に居酒屋)のお客様数の激減は、ひどいものです。これだけ、やんややんやって、陽性者数を放送していたら、居酒屋に足を運ばなくなるのは、当たり前ですね。売上も激減、アルバイトさんも、前のようには就労させることが難しく、非常に申し訳ないと思っております。2年前の3月から、お客様数の減が見られたので、来月で、丸2年 新型コロナウイルスで踊らさせた経営になっています。大手居酒屋の大箱の物件は、焼肉屋に業態変換をするところも増えてきました。ロードサイドのファミレスも、かなりの苦戦で、約1000店舗が今の業態での閉店を予定しているそうです。そうすると、多分、ファミレスも焼肉屋やカフェへの業態変換が激しくなりそうですね。また、大手居酒屋飲食チェーンは、ファストフードの進出も著しいです。ワタミ、鳥貴族、ロイヤルホストが次々と、ファストフード店の新業態を次々とOPENさせています。ロイヤルホストの「ラッキーロッキーチキン」は、行ってみたいな~。

さて、居酒屋事業が、足踏みの中、宅配クック123は絶好調です。2月の日割売上も、1月より5000円~1万円 UPしています。月商にて、約20万円~30万円 上昇しているということです。素晴らしいですね。後ほど、何故、宅配事業に参入したかを、今回は書きたいと思います。

【残念ながら、2月16日より、庭鶏を休業させます】

オミクロン株が蔓延する中、木更津で頑張って庭鶏を営業させていましたが、売上、経費のバランスを総合的に判断し、まん延防止処置期間中は、庭鶏を休業させることと致しました。庭鶏のアルバイトさんには、就業させることができなくなり、大変、申し訳ございません。昨年と同様、緊急時雇用調整助成金を申請して対応を致します。


【鈴木シェフ、残念ながら退職となりました。今までありがとうございました】

いろいろなメニューを手掛けて頂きました鈴木シェフが、体調の都合で、2月26日付けで退職となります。約3年に渡り、いろいろなメニューを手掛けて頂きました。特に、君津ジビエのメニューは、いろいろなメディアで取り上げて頂き、一躍、有名なものとなりました。また、鈴木シェフのお陰で、担々麺屋も開店させることができました。非常に功績が大きいです。今後は、体を少し休めて頂き、またメニュー開発等でお付き合いができればと思っています。今まで、ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。


【宅配クック123立ち上げエピソード】

宅配クック123木更津君津店は、2014年の3月31日に、OPENをさせました。
OPENまでにはかなりの紆余曲折がありました。
2012年、夜の居酒屋業態の経営ですと、売上がすご~く良いときと、すご~く悪いときがあります。今でも、ありますよね。いわゆる水商売。良いときもれば、悪いときもある。経営を考えたときに、安定を最優先に考えます。悪いときが続けば、みんなは不安になりますよね?(今のコロナ禍も同じですが)スタッフが集まりやすく、昼の業態で、お客様から喜ばれる仕事は何かな?といろいろと考えていたら、将来性もある高齢者向けの宅配弁当にぶち当たりました。多分、自社のノウハウでは業態構築は、無理なので、フランチャイズを探しました。今もそうですが、いろいろな宅配フランチャイズがあります。何社か話しを聞きに行き、「宅配クック123」に目が止まりました。なぜかというと、「向こう三軒両隣りの想い」に共感を持ちました。昭和の長屋時代は、隣やご近所さんに、おせっかいおばさんがいたものです。悪いことをしたら怒ったり、体調が悪かったら、気にかけてくれたり、野菜をたくさんもらったら、ご近所に配ったり、、、。ご近所さんが、親族のような感じでした。昭和の古き良き時代。しかし、核家族化やプライバシーが重んじられる時代になり、そういう古き良き、おせっかいおばさんがいなくなってしまいました。高齢者の独居が増える中、宅配クック123が、古き良き時代のおせっかいおばんさんになろうということです。お弁当を届けたときに、「薬は飲みましたか~?」、「クーラー入れますよ~、熱中症になっちゃうからね~」、などなど、身の回りのちょっとしたことなどを世話したりしています。いわゆる、見守りです。こういう仕事は、お客様に喜ばれるな、そして将来性もある、是非、当社で経営したいと思い、運営会社である ㈱シニアライフクリエイトの店舗開発部の担当と加盟のための打ち合わせを重ねていきました。一番のネックは、経営のシュミレーションをしたときに、1年間は赤字になってしまうであろうこと。その赤字の幅が大きくて、居酒屋の利益をも食ってしまい、会社として倒産という最悪のシナリオも考えられることでした。当社の経営陣は、宅配クック123への店舗加盟には、大反対。会社潰れるよ!と言われ、、、。もちろん、その可能性もあるのは、十分のわかっていたのですが、、、。 加盟を泣く泣く諦めて、シニアライフの方々には、いろいろと加盟のためのお世話をしてくれたので、申し訳ないと思い、シニアライフの本社に行き、頭を下げたいと申し出ました。そして、シニアライフ本社で、藤田取締役と担当の方へ、謝罪をし、こういう理由で、今は加盟ができませんという旨を伝えました。その夜、家に帰りたくなく、新橋の居酒屋で酒を呑んでいました。そのとき、シニアライフの担当の方から電話がきて、「加盟したときに初年度の1年間の赤字は、いくらぐらいですか? 至急、算出してもらえますか?、うち(シニアライフ)は、篠塚さんみたいな想いがある方を手を組みたい。金額に寄りけりですが、その赤字をシニアライフが負担をしたら、加盟してくますか?」と、嬉しいお言葉を頂きました。涙が出てきました。翌日、すぐに赤字予定額を算出して、480万円とシニアライフに報告しました。何日か後に、シニアライフから電話がきて、赤字分の480万円を負担させてください。その代わり加盟して頂けますか?と。こんな想いのある運営会社とビジネスをしたく、私も、快く「加盟させてください」という返事をさせて頂きました。2014年3月31日のOPENの3日前に、母親が亡くなりました。最後まで、経営の心配していた母親。最後の方は、新しい事業、頑張ってといってくれていました。そういう想いのもと、宅配クック123木更津君津店を作ました。作って3年間は、立ち上げ苦労でとても大変でしたが、その話しは、また今度。
今、考えると、コロナ禍でも宅配に売上は落ちません。安定しています。6年前に立ち上げとおいて、本当によかったですね。


2022年2月13日
取締役 篠塚知美